RPGクリア後のその後の話 ～○○勇者と○○ヴィラン～ 【ミルクティーとスコーン】

※RPGクリア後のその後の話の【〜転生ヒーラーと執着ウィザード〜】【～女騎士と騎士団長～】と同じ世界観ですが、単体でお読みいただけます。
※但し、上記2作の世界観のネタバレもある為、ご注意ください。



貴方との出会いは偶然だったと思う。遊びに行った森で出会って、そこから話し合うようになって、ヒトって案外 怖くないのかもって印象を抱いた。
魔族の皆からヒトに出会ったら逃げなさいって言われてたけど、きっとヒトってそんなに悪い奴じゃない。
だって、貴方と過ごす日々は何のしがらみもない楽しい時間だった。

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…アイス　あのね?今でも鮮明に覚えているの。
私よりもずっと背の高い木々たち。誰も知らない抜け道を通って、近づくにつれて少し塩の匂いがする、この先で私は貴方に出会った。
少し捻くれているし、少しいじわる。でも最初に出会ったころから優しいところは全然変わらない。
何度も何度も貴方は私に、幸せの時間をくれる。


だから　大丈夫______絶対に間違いない


もし仮に______…
敬愛する魔族と親愛するヒトが戦わなくちゃいけなくなったとして、どちらか死ぬまで争わなくちゃいけなくなったとして。
私は何も出来なかったなんて後悔は1度だってしたくないでしょ?
魔族は決して仲間を見捨てないとか、魔王様を裏切るなんて出来ないとか。
そんな言い訳をして、何かを変える勇気もなく、絶望する悪夢を見るなんて1度だってしたくないでしょ?

だったら私が犠牲になれば良い話じゃない?
魔王様もアイスも生きていて、出来ればその先で魔族とヒトが仲良くなってくれれば万々歳!


「どういう思考回路したら怒ってないとか思える訳ぇ?」
「アステリアが焦らなきゃいけないのは今から俺に犯されることなんだよ」
「碌に抵抗も出来ないまま 訳も分からないまま俺にぐちゃぐちゃにされちゃうんだ」



人生繰り返すなんて、頭狂ってなきゃやってらんないよね。



本篇(88ページ)+おまけ(1ページ)

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※一部 流血描写がありますが、グロシーンではありません。
※中出し・断面図・軽度の強引な行為の描写があります。]

長めのサンプル→https://www.pixiv.net/artworks/122771855